2021年度新入社員の傾向

口々に聞く良い子をとっていたら女子に・・・

この数年、女性採用はベンチャー企業を中心に当たり前になりつつありますが
そこに加えて実際、新入社員研修で出会うと
10年前に比べれば圧倒的に女性比率は増えています。

企業にお聞きすると
男性社員○名、女性社員○名というより
「良い子をとっていたら女性になってます」というお声をよく耳にします。

どうしても女性にはライフイベントに伴うキャリアチェンジが
あるのでと企業もリスクを感じるところもありますが
即戦力となると女性の方はその効果が高いようになっています。

女子が男子より精神年齢が高くてとよく言われた学生時代がありましたが
その時期はどんどん後ろ倒しされており
昔は小学生の時は、中学生の時は女子の方が精神年齢高いというのが
今では社会人になってもそのような傾向が高いようにも思います。

営業は男性でなくては…という考えも今ではなく
取り扱い内容によっては女性の方がアプローチが上手く行く場合も少なくありません。

私どもが研修をしていてその差に気づくのは
「電話応対」です。

女の子の方が自然に生活の中で取り次ぐ、伝言を言うなどが家庭の場でもあるためか男性社員よりも自然に吸収できています。

ただこちらも就職し現場で経験を積めばその差も埋まってきますが
入社時に能力が高く見えてしまう要因になっているかもしれません。

リモート面談や内定者研修が内2021年度ン入社

昨年からの未曽有のコロナ禍は今までの就活の在り方にも大きな変化を及ぼしました。
3月の大きな会場での企業展なども中止、会社説明会もオンライン、面談もオンラインと就活時には数々の不安があったかと思います。

また内定取り消しや内定者研修や企業でのアルバイトなどもない状態で
入社式で初めてお互いに顔を合わせるなども多数あり
今までですと、何回にも渡り、既存の社員とも接触回数があり
企業マインドや社内文化についてそれなりに伝えられる機会がありましたが
そちらも皆無に等しく、そういう意味では新入社員研修に求められる要素がプラスされてきております。

企業のブランド価値や求めるビジョン、経営理念などを研修を通して
咀嚼するような機会を新入社員研修の中でというご要望をいただきます。

もちろん今までもありましたが、どちらかというとそれまでの内定期間の復習の意味でしたが、2021年度は研修で初めて知るということもあります。

新入社員が意識することとして

新入社員に社会人になることについて
この企業に入ることについて等を色々とお聞きすると
口々に言われるのは「安定」「ライフとのバランス」が一般的に多いような気がします。
こちらは時代背景もあるのでしょうか。

コロナ禍、内定取り消しされた学生仲間もいたり
それまで学生の売り手市場が時代が一転してしまったため
就活事情も大きな変化がありかなりの不安を抱えていたようなので
働けることの有難さや生活の安定を視野にしている様子を目にします。

若いにもかかわらず結構堅実な思考を持っているようです。

そしてその反面、とてもプライベートの時間
ライフとのバランスが当たり前のようにあるようです。

仕事だけの人生ではなく、ライフも充実し
自分なりの「幸福感」を持っているようです。

ある意味、年齢的には若いので
私など自分の時はバブル時代でしたので
もう少し堅実というのには程遠いイメージでしたが
この世代はより「働けることの有難さ」を感じつつ
自分の生活や楽しみを優先しながら
個々の価値観の人生を選ぶ思考があるのに気づかされます。

SNSは生活の一部へ、企業も連絡ツールを色々と活かす時代へ

そして平成生まれならではの
SNSやスマホは当たり前の世代
難しいのはビジネスの場とプライベートのやり取りの場の線引きが
どんどん曖昧になっているということです。

以前はビジネスに関するやり取りは「メール」のみでしたが
今ではチャットワークからラインから企業の体質にもよりますが
様々なツールを利用してビジネスを行う環境です。

そこで生まれるのはどのツールの時にどのくらいの距離感で人と接するのか?
例えば言葉遣いから形式も含めて
今までビジネスマナーでも
通常のPCメールの書き方などは行いますが
例えばチャットワーク用書き方
ライン用書き方等々細かくそこまでは既存の新入社員研修テキストにもまだまだありません。

但しあるのは目的別にツールを正しく使いこなすこと!
それに尽きるかもしれません。

よく活かせば人との距離感を縮められるものも沢山ありますので
是非そこは使い分けが大事ですね。
そして新入社員には最初にきちんとそれぞれのツールを使う目的と効果を
お伝えしておくと良いと思います。

相変わらず苦手意識の電話対応

新入社員研修の中で先ず不安そうな顔をされるのは
「電話対応」です。
相手が見えない、誰かわからない
敬語も使う、どのような要件が来るかわからない・・・

今まで経験していないことは誰でも不安に感じるでしょう。

まして家の電話も今は鳴らないほど各自が携帯を持つ時代になり
電話を繋いだり、伝言を聴いたり、初めてづくしです。

「怖い」と思うとそれは何となく態度にも声にも表れ
電話口の先の方にも繋がるものですよね。

ここで意外に学生時代のキャリアの差が出ます。

例えば商業高校では「ビジネスキャリア」という授業があり
基本的なことを1週間に一度の授業で学んでいるので
新入社員研修で学ぶ基本的な知識が少し持っていることが多いです。

またアルバイトの経験値は割と飲食店やコンビニエンスストアのことが多く
その経験はマイナスではないのですが
飲食店用語やコンビニエンスならではの用語が染みついていることも多いです。

こちらがクセとなりなかなかいい替えられない場合もあります。

成長意欲を引き出す

世代に関係なくですが人には成長欲求というのが生まれながらに持っています。
そこを刺激して生きながら育成していくことが人材を真の人財にするにはおすすめです。

赤ちゃんが寝がえり、ハイハイ、立ち上がり、歩くまで
周りに褒められ失敗しても失敗してもくりかえりできるようになっていきます。
そのイメージが必要です。

それぞれの社員により成長スピードも違いますしそれぞれが持つ能力にも差があります。しかしこの成長欲求を刺激し励ましていけば
成長する喜びを感じ、自ら歩んでいく力を養えます。

企業としてもコロナ禍で2021年度の新入社員には今まで色々と出来なかったと
お考えのことと思いますが一つひとつの成長を認めて次を期待していくことで
内面的に実直な世代なので必ず吸収していけばその先には
企業の財産になられることと思います。

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