リーダーへのキーワード「信頼」と「共感」

リーダーへのキーワード「信頼」と「共感」

今、求められるリーダーシップとは何か

リーダーはチームを導いて行く人であり、リーダーシップはメンバーを導くための「あり方」です。

リーダーシップ論は、東洋でも西洋でも古典的な書物からも色々と学ぶことができます。
日本でいえば戦国時代、それぞれの国を統括してきた上杉謙信や武田信玄はじめとする戦国武将やその後、統一へ導いた織田信長、豊臣秀吉、徳川家康を
「鳴かぬなら・・・」の歌でもお馴染みのそれぞれの武将の在り方、リーダーシップを学校の授業でもドラマや映画などでもイメージとして知っている方も多いのではないでしょうか。

西洋、東洋の古典を紐解いていくと、共通しているのは、
専制的、封建的なスタイルと民主的な統治スタイルに分かれるのではないでしょうか。

そして最近では
「サーバントリーダーシップ」なるものが提唱され
それぞれが決裁権を持たせることで自立させ、一人ひとりの考え方を尊重し
リーダーはその環境を創ったり、メンバーに奉仕や支援をするという
新しいタイプのリーダーシップ型も出てきました。

もともとマネジメントの発生は?

またまた歴史の話になりますが、第二次産業が広がり、文化革命も経て
企業がどんどん機械化、大量生産をしていく中で
企業ではそこに関わる社員が増加し、どのように管理していけばいいのか
考えないといけないようになってきました。

マネジメントの語源は「馬を馴らす」という意味の言葉で
例えば馬を水場に連れて行っても
馬が自ら飲もうとしなければ
いくら水場に行っても
馬に飲むように命令してもダメです。
自ら飲むという行為です。

馬を水場に連れて行って水を飲ませるには?

人を馬に例えるわけではありませんが
本来の「マネジメント」の語源から考えると
社員、部下、スタッフさんをマネジメント!
導いて行く際に・・・

分かりやすく言うと
水場に連れて行き水を飲ませるためには
どの様なことが必要なのでしょうか。

考えてみましょう。
馬も信頼を置ける主人でなければ警戒しますよね。
先ずは「信頼関係」を築くことでしょう。

その次に、水を飲みたいという気持ち
馬自身が思わないと飲もうとはしないでしょうね。
人でいえば無理くり、あれやれ、これやれ言われても
動きたくないのと一緒です。

人をマネジメントするのに必要なことは
「信頼関係」と「相手の動機付け」の環境を創ることがポイントになります。

あなたがリーダーである必要条件は?

リーダーに求められる資質は色々とありますし、特性があるのかないのか
向き不向きなどともいわれますが
リーダーとして一番大事なことは何だと思いますか?

少し話が飛躍しますが
戦国時代、各国の武将がリーダーだとしたら
メンバーはだれですか?
メンバーが誰もいなければ武将にはなれないですよね。

そうなんです。
メンバーの存在があるからこそ、自分自身がリーダーでいられるのです。
メンバーがついてこなければ、リーダーとしての仕事もできないのです。
一人で戦国武将ではいられないですからね。

ではメンバーがついてくれるリーダーとの間には
どのような関係性があるのでしょうか。

もし自分がメンバーだったらでお考えになってみてください。

一番大事なことは見えてきませんか?

自分自身が信頼でき、様々なメンバーの気持ちを理解してくれるリーダーでは
ないでしょうか。

「信頼」と「信用」の違い

「信頼」と「信用」何気なく使い分けていらっしゃるかと思いますが
リーダーに求めるのは「信用ではなく信頼」ですよね。

それはどうしてでしょうか。
信頼とは・・・今までのことから今後、未来を信じること
信用とは・・・信用取引とかいうように実績や数字など過去を信じることで
       そこに広がりはないです。なぜなら未来のことではないから

信頼されるリーダーになるには
先ずは、あなたがメンバーを信頼することです。
そこには「相手への関心と守る」というのがあります。

関心を持つだけでもダメ
守るだけでもダメ

メンバー一人ひとりの今と今後の可能性に関心を持ち
何かあった時には自分がリーダーとして責任を持つ覚悟があるかどうか・・・

そこを感じた時に
社員、部下、スタッフさんはついて行こうと思うものです。

例えば新しい企画のプレゼンテーションで失敗した場合
部下のせいにしているリーダーでは
誰もついて行かなくなります。
もちろんプレゼンテーションに関して振り返りアドバイスはいるかもしれないですが、また頑張れるように導いてこそリーダーの役割です。

多様性を認め活かす!

そしてチームの多様性に関しての理解度も大事なポイントです。
一人ひとりの個性を尊重し、活かせるリーダーほど
それぞれメンバーが開花し、思わぬ結果に繋がるものです。

強力な上下のリーダーシップが結果に繋がるわけではないのです。

リーダー自身が自分の価値観とメンバーの価値観が
同じとは限らないという前提を持っているかどうか?

そしてその中で
もしかして活かせるところはないか?
こんなアイディアがもっているとは?
世代が違うけどその世代ならではのツールの利用など
気づかされることも沢山あるはずで、
それを会議など共有する部分できちんと話ができる環境づくりを
しておくことが何よりです。

多様性の時代は
今まで眠っていた人々の生活の送り方の多様性にも着眼することで
商品やサービスが益々増えると思います。
その為には様々な人の意見をきちんと聴いていくこと
お互い聴いて尊重していく、引き出す力もリーダーには必要になりますね。

そしてその中で
分かり合えることは大いに「共感」していくことです。

人には人に良くされると返したくなる心理というのが働きます。
メンバーをリーダーであるあなたが受け入れることで
メンバーのその好意に関してお返ししたいという気持ちに
なっていくものです。

次回は、メンバーに良い影響力を与えられるリーダーについて?
お伝えしたいと思います。

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