緊急事態宣言も解除に向かい、日常が始まりだしましたが、まだまだ油断はできないですね。
そこで企業ではリモートワークが推奨され、自宅にいながらのオンラインでの会議や打ち合わせが益々増えるでしょう。
オンライン会議や打ち合わせの良いところは、実際の会議や打ち合わせより時間を効率よく使えることです。
というのも、雰囲気とかそういうものが伝わらないので、事前に進めていく内容に着実に進行ができる可能性があります。
但し、その場合会議などを進行する役割の方の存在が大切です。
また個々に発言する場合も、話しを分かりやすく、明確に伝えることが必要になります。
また、マイクが聴きにくいなどもNGです。
ハウリングしてしまう場合などもありますね。
では、オンラインに限りませんが、会議や打ち合わせで話を分かりやすく、明確に伝える方法についてお伝えします。
- 短文で話す
- 強調したいところの前には間を
- 数字、固有名詞は少しゆっくり、はっきり
- 語尾まではっきり伝える
- 文節を意識する
- 口ぐせに気を付ける
- 声に気持ちを乗せる
一つずつ解説していきましょう。
1.短文で話す
いつもより雰囲気が伝わらないのがオンラインです。
長文で話されると前に言われたことを覚えられず聞き流してしまう為
短文を意識して話しましょう。
短文+接続詞を使います。
またリアルな会話では主語を省いてしまうこともありますが、
オンラインでは画面越しでどなたが話しているのか瞬時に見極めることも難しい場合があるので、名前を伝えたり、「私は・・・・」などのように主語を明確にしましょう。
2.強調したいところの直前には間を
話しには間が大事ですよね。お笑いでもいいますね。
話し手としては間が怖いですが聞き手は間で頭を整理しています。
そこで大事なポイントの前には一瞬、間を入れます。
例えば「本日の売上はv 250万でした。」などの場合Vが間です。
250万を強調したいのでこうなります。
また会話の中でその都度、大事なポイントは変わります。
その際には必ずそこに抑揚をつけましょう。
少し大きめにいうのもありですね。
先ほどの250万も間を入れ少し大きめに言えばより強調されます。
3.数字、固有名詞はゆっくり、はっきり
間と繋がる話ですが数字や固有名詞はとても大事です。
「250万」と「255万」では違うように、曖昧に言わずに流さず、きちんと数字を伝えましょう。
特に営業会議やお客様に値段をお伝えする際などは、聞き間違いがトラブルの原因にもなるかもしれません。
お名前なども似ているようで違うかどうかを確認しましょう。
「わたなべさん」なのか「わたべさん」なのか。
お客様のお名前の言い間違いなどは、かなりマイナスイメージですよね。
大切で間違いがあってはならない言葉は強調しゆっくり目にお伝えしましょう。
4.語尾まではっきり伝える
日本語は、よく言われるように文末を聞かないと、イエスかノーが分からない言語です。
だからこそ強く言い過ぎではいけませんが、語尾もきちんと伝えましょう。
また、どうしても話下手な方は、どんどん話が進むにつれ、語尾が弱くなってくる傾向が高いです。より自信もなく見えますよね。
また語尾まではっきり伝えるといっても、「きつく言う」のとは違います。
語尾が強いと命令系に聞こえてしまうことがありますよね。
特に「ご依頼事項」の場合は要注意です。
「○○してください!」というか「○○してください」 ‘い’は優しめに置く感じです。
また「○○していただけますか?」というようにお客様にはご依頼系にすると柔らかな印象になります。
いつもリアルでとても良いコミュニケーションをとっていればいいですが、そこまで関係性が薄いもの同士の場合は、「していただけますか?」「しても宜しいでしょうか?」「○○でお願いできますか」、などお客様の立場を再度思いやり、言葉を選んで話しましょう。
5.文節を意識する
通常のやり取りの中ではあまり文節を意識して話してしまうと、おかしなことになりますが、オンラインの場合は、文節を意識して話しましょう。
しかし、文節を意識すると自然に文章を組み立てないと話せません。
「今日、自分が学校に行く」それを文章にすると「私は・本日・・学校へ・・参ります」そうするとマイクも音が拾いやすいですね。
ここまでできればかなり伝え方を日々意識されている方ですね。
6.口ぐせに気を付ける
自分が相手の話題に入る際の口ぐせを意識されたことはありますか?
よく会議でも「でも、だって」はございませんか?
例えば「私が明日のイベントは天気予報としては雨が午後振るみたいです」と言いました。
そこに、Aさんが「でも雨が降る確率はどのくらいなの?」
または、「そうなんですね。それで明日雨が降る確率はどのくらいなの?」と言いました。
「でも」VS「それで」ではだいぶ雰囲気が変わりませんか?
「でも」は逆説の言葉です。そのような意味で言われていなくても、聞いた側は自分の意見に反対を言われたと考えます。
「それで」はまず一度受容したうえでプラスのことを尋ねられている心理になります。
このように日々何気ない会話で使ってしまうことは多いですよね。
また思考は口ぐせで変えられる!と言われているぐらい、自分の思考が現れるのが「口ぐせ」です。
何もすべての口ぐせが悪いというわけでもないのですが、マイナスな口ぐせは聴いている相手だけではなく伝えている自分自身も楽しくありません。
プラスの口ぐせは人を集めていかれるでしょう。
プラスの発言の方に人は「ついていきたい!」と思うものです。
7.声に気持ちを乗せる
これはとても大事なことです。
キレイに伝えるというよりも、やはりオンライン上でも気持ちを乗せるやり取りがポイントになりますよね。
「ありがとうございます」という言葉も、
「ありがとうございます~」と「ありがとうございます!」では違う感情を抱きますよね。
声や言葉に心を乗せると必ず伝わります。
それはあなた自身の価値観やあなた自身の魅力を伝えるのも、声を通してできることです。
言霊という言葉があるように日本の言葉には意味があり、その場面、場面で感情の良い方を活かしてみてください。
今回は、「効果的なオンライン上での伝え方」をお伝えいたしました。
印象ブランディングの専門家・余語まりあでした。