経営者向けセミナー
本日は経営者向けセミナーの内容をそのままお伝えできたらと思います。
企業にとっての経営資源としてはよく挙げられるものとして「モノ・カネ・ヒト」。
現代の考え方ではそれにプラスして「時間・情報」も加わり、「モノ・カネ・ヒト・時間・情報」という考え方へ移っています。
そして、その中でも無限大に、活かしようで変わるものと変わらないもので区別できます。
例えば、お金が1000万あり投資やマネーゲームによっては増えるかもしれませんが「1000万は1000万」積んだお札が一日で増えることもないのです。
しかし「ヒトと情報」は使い方次第で無限の資産になる可能性を秘めています。
企業を取り巻く環境、特に中小企業では「人口問題」が顕著です。
少子高齢化、その一途を日本は進んでいます。
生産年齢(15歳~64歳)は2010年は8193万人が2027年には7000万人に割り込むともいわれています。
その時勢の中、労働力を確保することは企業にとっての生き残りにも影響が強くなってきています。また「働き方改革」によって今までの日本の働き方とは価値観、考え方を大きく変えざる得ません。
そこでまず、労働力の確保として政府は外国人・女性・高齢者の雇用を推進しています。
なぜ横浜をはじめ、中華街などができたかご存じでしょうか?
先日、テレビ番組で知ったのですが通訳として入国出来ていた人があるときから出来なくなりそれで料理人ならOKということで、軒並み中華料理店を始めたとか・・・。
最近私も感じるのが「インド料理」店が増えたこと。
同じようなことが起きているのかもしれませんね。
女性の雇用については女性自身、キャリアというものを意識できるようになり、人生100年時代に自分自身の生活を豊かにするという面で仕事への意欲が高まって来ています。
私が若いころとは大違いです。
そして高齢者の雇用について。
現代では元気な人も多く、30年前の70代と今の70代では全然違うように思います。ちょうど団塊の世代がこれから高齢者に入ってくるのでその人口はかなり多いです。
外国人の雇用に関してはなかなか人が取れない現場こそ海外の方の雇用が増えています。
今やコンビニエンスストアでは当たり前になりましたね。
これまでの労働環境を海外と比較しても日本人の時間当たりの生産性が低く、
如何に長年時間という単位で働いていたかがわかります。
しかし、「働き方改革」という今までの日本人の「時間を基準として働く」という意識から解放され、「一人当たりの労働生産性」という新しい価値観の元で働くことが推奨されています。
「働き方改革」が施行されていく以上、時間という観点で捉えていたものを
「そこで何を成しえているか?」という労働成果を短時間に挙げる社員が望まれてきます。
価値観を変えて「生産性」にシフトしていかなければなりません。
そこで、経営者が取り組まなければいけない課題があります!
一人当たりの生産性が高いほうがいいことは経営者としてご存じのはずなのですが、今まで個人のパフォーマンスに頼ってきた環境だと、会社として社員全体を底上げするの取り組みはイメージできないですよね?
だからこそ「働き方改革」は日本の今までの価値観や仕事スタイル、企業の在り方など全てに大きな課題を投げかけています。
今後、何に取り組んで社員の生産性を高めていくかについて具体的にお伝えしていきたいと思います。
一つ目は「インターナルブランディング」についてです。
今や企業にブランディングが必要なことはかなり浸透していますが社員が最高のメディアであることはまだまだ忘れがちです。
インターナルブランディングとは社内へブランディングを浸透させることです。