人材を人財へ

平成も終わり告げる2019年ですが、ここ最近の人口減少と共に、企業も今までの視点を変えていく一年になるのではないでしょうか。
アメリカなどでは当たり前の考えとして社員一人ひとりの才能、経験、スキル、個性などを企業の資産として捉え、活かす時代へ移行してきています。
現に2018年秋のHRカンファレンスでクラウドサービス系を見ると「社員の見える化」がキーワードとなっており、健康、メンタル、モチベーション、エンゲージメント等、様々な角度から社員を見える化してマネジメントしていこうというテーマでした。

上記のように日本の人口減少傾向が益々進む中で、眠っている人材として「女性、シニア層」を活かすようにできること。そして、既存の社員を企業の資産として改めて捉えなおして自社の企業ブランドイメージを実現する社員にすることで企業成長を図ろうとしていく流れになっていきます。
既にそういった方向性で進んでいる企業も少なくはありません。
弊社でもサポートさせて頂きましたレクサスやネッツを扱うトヨタ販売店様。
トヨタ車においても車種によって販売店は全国に数あれど、そのブランドイメージについては元のトヨタよりもかなり統一イメージを図るように具体的な指示があるようです。
レクサス店舗については「スピンドル」という車の顔の部分に統一を意識した内装をしており、各所こだわりがありますが、それはインテリアとしてだけではありません。
社員の見た目から接客、お客様を把握するすべに至るまで全て「企業ブランドイメージ」が軸にあるのです。
一番大事なところは、その「意識」です。
商品、企業イメージを理解、そして大切にしたうえで、自身の才能、経験、スキル、個性などを加味して、より良い人財としての「社員」になっていっています。
そうすれば、服装もおのずと、聴き方も話し方も所作の全て、その「レクサス」という企業のサービスの価値を提供できる人になっていき、お客様にも伝わるのです。
ただ、この部分はなかなか個人差が大きな部分で、これまでは多くの企業が個人任せにしてしまっていました。
しかし、今取り組むべきところは社員ひとり一人のタレント性に着目したこの新しい経営戦略です!
この仕組みを作るには課題がいくつかあります。
一つ目は「企業ブランドイメージ」が共有できていないこと。
それぞれの社員の中で自社の企業イメージがばらばらではトップが求める人財にはなりません。
二つ目は社員のタレント性を見抜けない、引き出せていないこと
なかなか部下の潜在的な才能や話して聴かないとわからない経験やスキルなど
上手にマネジメントできる人財がいません。
三つ目は「クラウドで見える化しただけでは変わらない」ということ
数値や表、グラフには出来ても、実際その手立てまでサポートしないと離職検討の方の肩を押してしまうこともあります。また、モチベーションが下がったと分かっても面談者と面談内容がキチンとしていないと功をそうしません。
それは仕方ないことです。
そういう現状になったからこそ問われていることで、そこがスタート地点だということです。
「ではこれからどうしたらいいか?」
時代の流れとして政府も着実に就労に関して策を色々と考えております。でもそれを待っているのでは出遅れます。
人財のタレント性を知るところからスタートです。
先ずはご自身に当てはめて自分のタレント性で一度考えてみてください。
詳細はまたお気軽にお問い合わせくださいませ。