生産性、気にしていますか?

最近はAIを使う機会が増え、仕事の効率化がかなり進んでおります。
中には「社内コミュニケーションに使えるツール」まであります。
効率化されているなら、仕事の生産性はあがっていくはず・・・なのに
「むしろ下がっているかも」というお悩みをご相談いただく機会が増えています。
社内、プロジェクトなどチームで動く仕事で特に
コミュニケーションのまずさからくる「質の低下」が起こりやすいようです。
そこを問題視→改善に向けた研修、ということで最近ご依頼が多いのが
「チームビルディングにおいてのDiSC活用」です。
お互いの個性を理解しつつ、
仕事におけるコミュニケーションやモチベーション、時間管理、
仕事で優先することなどの違いを知ること。
お互いの傾向がわかれば刷りあわせをしやすくなるため、
チームビルディングの研修として、ご好評をいただいております。
自分の「良かれ」と、相手の「良かれ」
弊社の研修では、客観的に自己分析できる
DiSCアセスメントツールを使い、自分の取扱書をレポートでお渡しします。
そして、他のスタイルの方(お互い)の考え方の傾向への理解を深めながら
今後の関わり方のコツを学んでいきます。
学んですぐ、明日からのコミュニケーションに活かせるのです。

例えば・・・
主導型の方は決断が早く目標志向なので
あまり決められる範囲が少ない状態はストレスになります。
感化型の方は熱意とモチベーションが高いがために
周りに強い言い方になってしまいがち。
慎重型の方の、もっと論理性を重要視したい!という慎重さにイライラしたり、
逆に慎重にせず早さを最重視する部分は、周りにイライラされたりすることも。
また安定型の方は、自分というよりは周り優先、
チームを優先して考える傾向があるのですが、
それが時には、自分の意見がないように誤解されてしまうことがあります。
というように、人によって無意識に優先するこだわりポイントがそれぞれ違うのですが、
この部分への理解がないと、「同じようにやるべき」という均一の要求をしたり
「なんでそんな言い方するの!?」と感じる、といったストレスが生まれます。
コミュニケーションにおける摩擦は、仕事の滞りを生み、
それが生産性の低下につながっていきます。
仕事の目的という原点に返ると、同じところに向かっているはず。
そのためには「自分の良かれと相手の良かれ」を理解することが大事なのです。
チームビルディングとDiSC

このように、DiSCアセスメントを通して自己理解し、
場に応じて調整する力は、社内のチームビルディングにとても有効です。
これは仕事だけではなくプライベートにおいてもとても有効的で、
お互いを理解した上でのコミュニケーションになるので、質が高まります。
6月に研修させていただいた企業の社員様からも
・「こういう方なのだな」という心理的安全が得られた
・自分の仕事スタイルも理解してもらえた
・「自分の伝え方でわかるだろう」というのは間違いだった
・コミュニケーションをキャッチボールとすると、投げるボールの種類が増えた
等々のお声をいただいております。
他にも、過去に研修で伺ったある企業さんからは
研修後も社内でDiSCに関しての話題が増えた、
よりお互いに踏み込んだ話ができるようになった、
お客様との関わりにも活かしている・・・などといったお声も頂戴しております。
DiSCを活用することは、
ただ単にチーム内のコミュニケーションを改善するだけではなく、
メンバーそれぞれの働きやすさを感じ、モチベーションを高めることにも繋がっています。
それが最終的に「生産性の向上」という、
チームとしての成果に反映されていくのです。
